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第115号 紀藤康行さんの人生のミッションを定める”自己探求ワークショップ”参加により紡ぎ出された“人生の目的”

 

 

先週末に、主に研修事業を手掛けておられる㈱カレッジ代表の紀藤さんが主催されたワークショップに参加してまいりました。

 

今はやりのWEB会議ツールZoomを使用したオンラインのワークショップです。

 

このため、参加者もいろんな都道府県から参加されておられたようでした。

 

講師の紀藤さんは、受講生を飽きさせず、また円滑に進むように、様々な会議機能を駆使されていました。

 

特に、参加者を任意に選択して小グループを設定しグループ単位でワークをする機能などは、自分が主催者側になった時の参考にもなりました。

 

 

さて、この1日で何をするのか簡単にお伝えしますと、

 

「徹底的に自分に向き合い、自分の価値観を知り、人生の目的であるミッションを言語化する。」

 

というものです。

 

 

参加者の一部の方から、「休日にこんなことにお金を出して参加するなんてみんな変態だよね。」というような自虐的な発言も聞かれました(笑)

 

 

私自身キャリアデザインセミナーを企画していることから、こうした自分自身の価値観を探ることについては、実はこれまで何回も考えてきています。

 

ただ、それは主に仕事を主体とした将来を見据えた自分のありたい姿(=キャリアビジョン)を考えていたのです。

 

今回は、いわばその上位のカテゴリーとなるミッション、つまり、“自分の命を何に使うのか”“私は何のために存在しているのか”を言語化するという壮大なワークショップなのです。

 

ですから、ひょっとしたら最後に、これまで自分が考えたこともない言葉が生まれているのかもしれないという期待もありました。

 

 

大まかなフローとしては、

 

STEP1

価値観のヒントを探す

 

STEP2

価値観を選ぶ

 

STEP3

ミッションを言語化する

 

というものです。

 

 

過去の体験、感情の揺らぎ、尊敬する人、将来したいことなど、いろんなアプローチで価値観のヒントを探していくのです。

 

そして、用意されたたくさんの価値観から自分がしっくりくる10個の価値観を選択します。

 

しっくりこなければ、自分が好きな価値観を作ってそれを言葉にすることもできます。

 

そして終了時には、ミッションver1.0として、私は4つのミッションを言語化することができました。

 

 

全体を通じて感じた「ミッションを定める意義」について述べたいと思います。

 

 

現代は情報化社会が加速し、我々は特にキャッチーなもの、成功者などに目を奪われがちです。

 

そして、つい誰かと比べてしまい、無意識に相対的な評価をしてしまう傾向にあると思います。

 

 

誰でも簡単にできるやり方(How)やトレンドを意識した事業(What)に意識が行くのです。

 

それは短期的には、誰かが決めた成功というものに近づけるのかもしれません。

 

しかしながら、答えを外にばかり求め、自分のことをよく理解せず、他人のマネばかりしても、変化の激しい世の中では、長続きしないのではないでしょうか。

 

 

人生100年時代になった今、行動の源となる“あり方”(being)が問われるような気がしてなりません。

 

普段から“あり方”を意識できない人は、易きに流されるもの、軸がブレやすいものだと思うからです。

 

だからこそ、初めにしなくてはいけないことは、人生の目的、ミッションを考えることなのかもしれません。

 

 

私が講義の中で印象に残った言葉があります。

 

それは、

 

「自分から生まれた言葉によって、自分が作られていく」

 

です。

 

ミッションを言語化することで、そのありたい姿に近づいていく。

 

 

少し難しい表現になるかもしれませんが、

 

自ら紡ぎ出された言葉により、その言葉に自覚的になり、自らが再定義されていく。

 

ミッションを自ら作り、同時にそのミッションにより自分が作られていく。

 

こうした相互作用によって、望ましい自分に現実を近づけることになるのです。

 

 

それでは最後に、ミッションver1.0として、私の4つのミッションを挙げておきます。

 

これを単に額縁に飾るのではなく、常に自分のすぐそばに置いておくようにして、適宜バージョンアップを心がけたいと思っています。

 

 

~ ミッションver1.0 ~

 

1.時代に左右されない普遍的な考え方を自ら生み出す(本質の追求)

 

2.また会いたいと思ってもらえるような余韻の残る人を目指す(人の心に残る)

 

3.家族また自分を慕ってくれる人に自分の生きた証を残す(日常会話や旅行などで考え方や行動で示す) 

 

4.自信を失った人に希望の光を与えられる存在になる(エネルギーを与える太陽のような力)