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第29号 安部礼司さんからおいしいところだけつまみ食いする!?

 

私の身に何かあったというわけではありませんが、たまにはいつもの真面目な雰囲気を崩すため(?)、今日は私の好きなウイスキーを飲みながら、気持ちよくブログを綴っていきたいと思います。

 

私が現在、ストレート(お酒を原液のまま)で嗜んでいるのは、「シーバスリーガル ミズナラ12年 700ml ブレンデッドスコッチウイスキー」です。

 

私は専らジャパニーズウイスキー派なのですが、「経験賛歌」を標榜する者としては、いろんなウイスキーを知っておくのも学びの一つだとも思い、試したのがコレ!

 

結果は十分満足のいくものです。

 

それに日本人にぴったりというフレーズにも納得。

 

必要なことを簡潔に紹介しているブログがありましたので、下記にご紹介しておきます。

 

 

シーバスリーガル ミズナラ・エディション - 濃厚な甘さが特徴の日本人のためのウイスキー

 

 

さて、私をそんな気にさせてしまったのは、本日ご紹介する本が発した空気感のせいだと確信します。

 

安部礼司ってご存知でしょうか?

 

無責任だと言われそうですが、私も詳しくは知りません(笑)

 

週末、たまたま暇つぶしに入った市民図書館で、何かないかな~と、うろうろしていた時に目が留まったのが、次の本だったのです。

 

 

平均的サラリーマンの最強の生き方 なぜかうまくいってる人が大切にしている7つのこと

 

 

このブログの副題は、「自分らしい生き方、働き方を考える」です。

 

私の習性上、どうしても、そういうフレーズについつい目が行くんでしょうね。

 

パラっと開いたら、簡単に読めそう。

 

この安部礼司、平均的なサラリーマン、平均、つまり、AVERAGE=アベ レイジに掛けているようです。

 

この本、読みやすいことが、一部の人から内容が薄いなどの酷評を受けているみたいです。

 

この本だけに限った話ではないのですが、例えばよく見かける一部の読者からのこんな辛辣な批評。

 

「折角読んでも全くの時間の無駄」

 

「当たり前のことをだらだら書いている」

 

「ほとんどと言っていい程共感できない」

 

ネット上のこうした批評は、意図的なものも含め、内容とは別のところに原因があるかもしれないと、冷静に見つめる必要はあります。

 

私は、最近少しは本を読む癖みたいなものがついてきたので、自分なりの読み方みたいなものが出来つつあります。

 

こうした批評に反論したいということではなく、どうせ読書に時間を使ったなら、自ら有意義な時間に変換するようにすればいいのにと思うのです。 

 

私の場合はこうです。

 

もともと、図書館の次に行きたいところがあったので、図書館にいる時間は30分程度、そうすると最初から最後まで一冊を全部読み切ることはできない。

 

であれば、興味が湧いた本を目次から目を通し、琴線に触れた文章だけ、チョイスしてしっかりと読む。

 

私はこんなフレーズに注目しました。

 

・誰も知らない過去は言ったもん勝ち

 

・同世代と見込んだら好きな漫画で探り合い

 

・好きな分野をちゃっかり仕事にくっつける

 

・サボれる仕事は大事に扱う

 

特にインパクトのあったのがコレです

 

・失敗して後輩に励まされたら、一緒に辛いカレーを食べて強がり、そして一言

「からいとつらいは、同じ字を書くんだ」と後輩に言う。

 

なんか、意味がなさそうな、いや、やったら、きっと自分のモチベーションも上がり、うけるかもしれない、なんて思ったりもします。

 

このフレーズがあるページの横には、それを意味する著者の考える具体的なエピソードが添えられています。

 

私は、そのエピソードに共感するのではなく、自分のエピソードに勝手に置き換え、そのフレーズをじっくり味わうのです。

 

好きな分野をちゃっかり仕事にくっつける、サボれる仕事は大事に扱う、なんて仕事人生を楽しくする賢い知恵だと思いませんか?

 

一部の方は、ピンとこられないかも知れませんが、こうしたことを意識して仕事をするのと、しないのでは、サラリーマン人生における充実感は随分と違って来るように思うのです。

 

サボるなんてけしからん、真面目に仕事をしろ!

とお叱りの声もあるかも知れません。

 

しかし、高度経済成長の時代とは違い、世の中の仕組みや人間関係が複雑になっている現在においては、ずる賢く働いて、楽しく生きるという選択肢も十分ありなのかなと思いました。

 

前号で本を深く読むことの大切さをお話ししました。

 

世の中にはいろんな価値観の人間がいるわけですから、本にあるすべてのことに共感できることなんて、なかなかないと思います。

 

であれは、自分にとって都合のいい部分だけ、抜き取り、自分のものにしてしまう。

 

深く読むことだけにとらわれずに、そう考えると、凄く気分良く、本が読めると思うのです。