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第2号 両親に愛しているって言葉を言える子供は、本物の幸せを感じているはず

 

突然ですが、皆さんは、家族や恋人から、「愛してる」って言われたこと、逆に言ったこと、ありますか?

 

私の話は本当にどうでもいいかもしれないのですが、これまでの人生の中で、言われたこと、言ったことはないと思っています。

 

「私のこと好き?」と聞かれて、「好き」と言ったことはありますが、「愛してる」って重すぎるというか、いろんな意味で覚悟がいるような言葉であるという気がするのは、私だけでしょうか。

 

私はキャリアコンサルタントの資格を持っていますが、この国家資格を取得するために、約30万円の授業料を払って、日本マンパワーが主催しているキャリアコンサルタント養成講座に通学していた時期がありました。

 

これまで、全くこうした自己啓発に投資してこなかった私にとっては、この30万円は清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちであったのは、言うまでもありません(笑)

 

私にとっては、これだけ投資したお金をドブに捨てるようなことにならないよう、予習、復習はしませんでしたが、授業は真面目に受けていたほうでした。

 

それは当たり前ですね。

 

授業では、心理学の理論やグループワーク、キャリアコンサルタントとクライエントに扮してロールプレイの実践があったりと、初めてのことばかりで、振り返れば、勉強になったなとつくづく思います。

 

そのグループワークであった出来事です。

 

自分が最近印象に残った出来事を他のメンバーに、伝えてみようというものでした。

 

あるシングルマザーの女性が、自分の娘から事あるごとに「ママ、愛してる」って言われると、それが自分にとって生きる励みになるというような話でした。

 

この語りを聞いて、子供のいる私も、純粋に素晴らしいと思えたのです。

 

これは私の想像ですが、お母さんの大変さを子供ながらに感じ取って、「お母さん、いつもありがとう」と自然と心から出た感謝の言葉だった様な気がするのです。

 

そして、それを言葉で伝える事で母親を幸せにしているし、それと同時に自分自身も幸福を感じている、そんな風に理解をしました。

 

私はその母親にはっきりと、そういう事が自然と言える娘さんとお母さんの関係が羨ましい、私の家族ではまず考えられませんと、伝えました。

 

感じている事を、言葉にする事で、自分も相手も本気になる、言葉って大切だなと感じた次第です。

 

 

 

編集後記

 

この話を取引先の男性に、エピソードとして伝えたところ・・・

 

男性「私も愛してるはよく言いますよ」

 

私「えっ、本当ですか?そんな場面、日常であります?」

 

男性「北新地で・・・」

 

私「・・・」